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  アフガニスタンを核とした
遊牧系&部族系羊毛手織りを扱う絨毯屋として
  KABUL CLUB  カーブル・クラブ

   アフガニスタンは羊毛織りの宝庫である。とりわけ敷物に関しては、他に類を見ることが出来ないくらい広範な質と量を有している。アフガニスタン人は「羊と共に生きて死ぬ」といっても過言ではない。北部地域と西部地域はその生産品の代表的産地である。中央部においても産出され、少ないが中南部地域においても作られる。これらの品物の多くは、その地の羊の毛を刈り、それを梳いて紡いで糸にし、在来の染料を活用しながら糸染めをし、各村落で織るという、独り立ちした伝統的な生産サイクルを持っている。
  驚くべきことに、その全生産過程は人の力を主力とした「手仕事」で構成されているのだ。事実、アフガニスタンは消費や金融や覇権で成り立っていない。厳しい自然のアフガニスタンでは、人々は汗で地に血流を送り、その「手仕事」で脈々とした「人間の時間」を築いてきた。私は、そういうアフガニスタンでの「人の生き方」に、深い尊敬の念を抱いて憚らない。そして、それらが生み出す「もの」に愛情を注いで足りない。余剰少なき生活の想い、驕らない美意識、無頓着な自由、無垢という名の好奇心、荒ぶるまでの肉体運動、そのどれをとってみても我々は彼らにかなわない。
  アフガニスタンの絨毯は美しく頑丈である。他のいかなる国の絨毯と比べてもなにひとつ遜色はない。現在形でいうなら、アフガニスタンの絨毯は「最も優れた手工芸品」のひとつだと私は思う。結び織り(パイル絨毯)や様々な紋織り(キリム=ギリムetc.)の技法が各地に受け継がれており、その色も形も生き生きと昔ながらの作風を伝えている。
  これら多様な織りの展開は敷物にとどまらない。家の装飾と保温も兼ねる壁掛けや仕切り(パルダー)。ジュラーと呼ばれる暖簾。敷布団・座布団のような袋仕立てのジュワル。食器や家財道具を入れるトルバと呼ばれる袋。驢馬や馬の背に振り分けて使う荷袋(ホルジン)。天幕の重要な構成材である帯。駱駝や馬を飾る小物や覆い(アスマルエク・ジニアスプetc.。塩を入れるナマックダニという洒落た袋。小銭をまとめてストックするプルダニという大財布。会食や宴席の食卓布(ダスタルハン)。挙げればきりがない。このように彼らは生活のいたるところで羊毛の織物を活用してきた。こうした羊毛を活用する技術がアフガニスタンで「広範に存在してきた」ことは注目に値する。
  しかし今、「その技術が今後も存在するかどうかは分からない」と言う時が来ているのかも知れない。少なくともこれら伝統の技術のいくつかは失われてゆくだろう。グローバリズムが進めようとするアフガニスタンの現代化は、「手仕事で物を加工する生産の努力」より「費やす現金を追い求めること」を大事にしているようだ。とは言いつつも、私はアフガニスタンの絨毯に希望を捨ててはいない。グローバリズムや大国が無理矢理力でアフガニスタンを変えようとしても、都市の一部以外は簡単に変わりそうもない。彼の国の大部分は「羊と共に生きる」放牧と農業の地であり続けるだろう。
  その特産物である絨毯を、私はぜひとも日本で紹介してみたい。アフガニスタンの手織物を日本の人が購入すれば「羊と共に生きるアフガニスタン人」の足しになる。絨毯屋は最大の継続性を保ちながらアフガニスタン絨毯の醍醐味を見せること、それが大切な仕事のひとつだと思う。





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  カーブル・クラブ(パオ)は卸売りを主体としてきましたが、小売りにも徐々にトライしていきたいと思います。
どなたにもお見せします。ご連絡のうえご来店ください。
 

 
     
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